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あなたの「伝えたい想い」を「伝わることば」へ

僕を犬にしてください!

Feb 24, 2018

「伝えたい想い」を「伝わることば」へ♪
自己PRコンサルタントの森田恒行です。
 
さてさて、
昨日、アップした読書マインドマップ
「ハイクラスな人の気配りの習慣」
 

 
こちらの本の中に
とてもシビれる一文があったので
今日のタイトルは、そこから!
 
「僕を犬にしてください!」
 
 
maxresdefault1 いや、そうじゃなくてw
 
 
「僕を犬にしてください!」
 
これは、フェンシングの
オリンピック銀メダリストである
太田雄貴さんが言われたことばだそうです。
 
(以下本より引用)
 
*********************
 
太田氏はオリンピックで負けたときに、
あるコーチについた人がどんどん
メダルを獲っていくのを目の当たりにして
 
「僕は、もっとメダルが獲りたい。
 僕を犬にしてください(何でもします)」

 
と、そのコーチに頼み込んだそうです。
 
 
若くしてメダルを獲っていたので
プライドが邪魔したけれども、
それよりも自分の成長を賭けたのです。
 
 
太田氏は実際にそのコーチについて、
北京オリンピックで銀メダルを獲られました。
 
 
*******************
 
この文章を読んだときに僕は
背中にビリビリッと電気が走りました!
 
太田選手ほどの実績のある人が
「僕を犬にしてください!」と言える
その覚悟に感動したのです。
 
プライドが高い人ほど
自分のやり方にこだわります。
 
僕のクライアントの中でも
成長が早い人もいれば、
いつまで経っても成長しない人もいます。
 
その原因は何かというと、
やっぱりプライドの差です。
 
成長が早い人は
余計なプライドを捨てることができます。
 
でも、いつまで経っても成長しない人は
余計なプライドをずっと守り続けます。
 
 
プライドを持つことは大事です。
 
でも、
余計なプライドを捨てることは
それ以上に大事なことなのです。
 
 
「僕を犬にしてください!」と
言えるぐらいの覚悟を持つ。
 
本気で、その人から教えを乞うのであれば、
太田選手のように
「自分を殺す覚悟」をもたないかぎり
何を学んでも上手くいかないのです。
 
「自分を殺す」ってこと。
 
それは、先日もお伝えしましたが
10の話を10のまま受け止める
ってことと同じです。
 
プライドが邪魔をするから
10の話の3つを聞き流して
勝手に7の話にしてしまう。
 
プライドが邪魔をするから
10の「白い話」の一部を
勝手に別の色に染めてしまう。
 
プライドが邪魔をするから
10の「青い話」の全部を
勝手に「赤い話」に変えてしまう。
 
こんな感じで、
勝手に「自分の色」をつける。
 
 
色をつけた状態で受け止めるから
それは、もはや師匠が発したものとは
別物になっているわけです。
 
 
つまり、
余計なプライドが邪魔をする
=10の話を10のまま受け止められない
=「受け止める力」が弱い
= 素直さが足りない
⇒ だから、うまくいかない。
 
こんな感じなのです。
 
 
「本当の素直さ」とは、
否定も肯定もせず
ただ「受け止める」

 
この受け止める力こそが
「素直さ」の正体です。

 
 
毎度のことですが、これって
「守・破・離」の考え方にも通じます。
 
【守】
まずは最初に教えられたものを忠実に守り
完コピを繰り返して場数を踏んで体で覚える
 
【破】
それができるようになったら初めて
守ってきたことを破り、個性を育てていく
 
【離】
そして最後に
自分なりのものを確立して離れていく
 
何事も、これがベースです。
 
 
まずは最初に教えられたものを忠実に守り
完コピを繰り返して場数を踏んで体で覚える
 
ここから始めるしかないわけです。
 
 
忠実に型を守って、
その型を越えていくのが「型破り」
 
型も身につけずに、
好き勝手やってるのは、
ただの「型なし」
 
 
型のない人が
自分のやり方でやってる限り、
うまくいくはずがない。
 
うまくいかない人が、
うまくいかない理由は明白なのです。
 
 
そんな自分のやり方では
うまくいかないから、
わざわざお金を払って
師匠のところで学ばせてもらってるのに、
 
そこでもプライドが邪魔をして、
自分のやり方を捨てられないなら
お金を払ってまで学ぶ意味って、
まったくないですよね(笑)
 
 
そういう人って、
結局 最後まで文句ばっかり言って
自分が悪いとは これっぽっちも考えずに、
 
うまくいかないことを全部他人のせいにして
後ろ足で砂をかけるような感じでやめていく。
 
こういうダメな人を、いっぱい見てきました。
 
 
でも、それとは逆に
守破離の順番を守り、
完コピできるまで繰り返し、
何を言われても素直に受け止め、
悔し涙を流しながらでも
歯を食いしばって やり続ける。
 
そうやって成長する人も、いっぱい見てきました。
 
 
だから、今こうして言えるのです。
 
学ぶときはマンツーマンに限る。
 
それは教える側も逃げ場がなくなるから。
 
 
そして、
「僕を犬にしてください!」と
言えるぐらいの覚悟を持ってから
学びに行きましょう。
 
 
それが言えないのであれば
今すぐやめましょう。
 
師匠にとっても、あなたにとっても
お互いにとって時間の無駄ですからね(笑)
 
自分のやり方で成功したいんだったら
ひとりでやればいいんですよ。
 
何年かかってでもね(笑)
 
 
今日の話が
あなたのビジネスのヒントになれば幸いです。
 
 

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自己PRコンサルタント 森田恒行
http://www.7starpr.net/
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