CONCEPT & CONTENTS MAKING

あなたの「伝えたい想い」を「伝わることば」へ

「だめだ、こりゃ」

Apr 27, 2016

悩めるアラフォー女性起業家の心強い味方
自己PRコンサルタントの森田恒行です。
 
 
僕はこれまで
のべ900人以上の自己PRを聞いて、
フィードバックというかたちで
アドバイスを繰り返してきました。
 
そのなかで、
常々 口にしていることがあります。
 
それは何かというと
「ツールから入っちゃダメ!」ということです。
 
話が、ツールから入った瞬間に
「だめだ、こりゃ!」って思わず言っちゃいます(笑)
 
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「ツール」とは、
わかりやすく言えば「手段」のことです。
 
 
たとえば士業の先生は よく
「助成金」や「就業規則」の話から始めます。
 
セラピストやヒーラーの方であれば
「タロット」やら「レイキ」やら「ヒーリング」やら
そんな話から始めます。
 
でも、これらはすべて
ものごとを解決するための
手段であって目的ではないんです。
 
例えば「助成金」なら
「資金不足を解消するのが目的」であって
「それを解消するための手段が助成金」
ということになります。
 
例えば「タロット」なら
「将来の方向性を指し示すのが目的」であって
「それを実現するための手段がタロット」
ということになります。
 
(もちろん、相手によって目的は異なると思いますが)
 
なぜ「ツールから入っちゃダメ!」なのかというと
 
話を聞いている人は
「手段そのもの」には興味がなくて
「その手段によって自分が得られる目的」
を求めているからです。
 
つまり、話を聞いている人は、
「自分のこと」にしか興味がありません。
 
「自分」にとってメリットがあるかどうか
「自分」にとって役に立つことなのか どうなのか
そこだけで、あなたの話を必要か不要か判断します。
 
話をしている「あなた」には一切 興味がないんです。
 
「あなたのツール」は、
「あなた」が持っているものであって
「あなた」が話したいこと。
 
だから、基本的に
「あなたのツール」にも興味がないのです。
 
では、どうしたらよいのか?
 
こちらの話に興味を持ってもらうには、
話の冒頭部分を
「話を聞いている人の悩み」に
フォーカスしてあげることです。
 
 
「もしかして、こんなことで困っていませんか?」
と、相手の悩みにフォーカスしてあげる。
 
そうすることで、「話を聞いている人」は初めて
「自分のこと」として、話を聞く姿勢になります。
 
 
話の順番としては、こんな感じです。
 
 
「もしかして、普段 こんなことで困っていませんか?」
 
(うん、ある。ある。)
 
「それって、ツラくないですか?」
 
(うん、ツラい。ツラい。)
 
「もしも、その悩みが解決できたら嬉しくないですか?」
 
(そりゃ、嬉しいに決まってるよ。)
 
「それを解決できるものが、もし あったら嬉しいですか?」
 
(当たり前だー)
 
「それ、ここにありますけど欲しいですか?」
 
(めっちゃ欲しい!!)
 
「実はコレ、○○○という私のサービスなんです」
 
(へー、そうなんだー
 それ、めっちゃ興味ある♪聞きた~い!)
 
 
こんな流れです(笑)
 
このタイミングで、○○○のところを
助成金でもタロットでもレイキでも当てはめて
相手に教えてあげたら喜ばれるわけです。
 
 
もし、あなたが ふだん
なかなか話を聞いてもらえなくて
困っているとしたら、それは
「自分のこと」ばかり話しているのが
原因かもしれません。
 
「自分のこと」「自分のツール」ばかり話すから
さっぱり聞いてもらえないんです。
 
 
「相手のこと」
 
もっと言えば
 
「相手の抱えている悩み」
 
ここにフォーカスしてみましょう。
 
 
あなたの話、
もしかしてツールから入っていませんでしたか?
 
あなたのブログタイトル、
もしかしてツールから入っていませんか?
 
あなたがブログを読んで欲しい人は
いったい何に困っているのでしょう?
 
その悩み、一度 思いつく限り 書き出してみてください。
 
30個くらい 書き出せたらベターです(*´∀`)
 
 
 
今日も最後までお読みくださいまして ありがとうございました。