寿司屋の大将①
「伝えたい想い」を「伝わることば」へ
自己PRコンサルタントの森田恒行です。
さて唐突ですが、ちょっとイメージしてみてください。
「寿司屋のカウンターで寿司を食べている自分」
あなたは、大口の案件が成約になったので、
ちょっと今日は贅沢したい気分です。
あなた
「(今日は金 持ってるぞー!
さあ、何から喰ってやろうかなあ)
ねえ、大将!今日は何がオススメなの?」
大将
「今日はイカ!
間違いなくイカがオススメ!」
あなた
「イカ!?(イカかよ!?)
本当に?それ美味しいの?」
大将
「ホント、ホント!喰えば分かるよ!」
さて、このイカ。
あなたなら食べますか?
ちょっと躊躇しませんか?
おそらく あなたは次に値段を聞くはずです。
あなた
「それ、おいくらなの?」
大将
「2貫で2,000円!」
あなた
「(え?イカが そんな値段するの!?)
今日は ちょっと、遠慮しておきます。」
こんな、やりとり。
なんとなく 想像できませんか?(笑)
さて、このやりとりにおいて
問題は どこにあったのか?がポイントです。
大将は、このイカに自信とこだわりを持ってたはず。
でも残念ながら、その想いはあなたに届きませんでした。
大将は、こんな風に思ってるはずです。
「悔しいなあ。
なんで注文してくれないんだろう?
もし食べてもらえたら
絶対に美味いって言わせる自信あったのに」
この場面で、いちばんの大きなポイントは、
あなたに
「それ、食べたい!」
と思わせられなかったところ。
すなわち
商品自体には魅力がありながら、
それを相手に「欲しい」と思わせられなかったところです。
大将が、イカに どれだけの魅力があるのか、
その価値を伝えきれていなかったところなのです。
価値を伝えるためには、
ことばで表現する必要があります。
ことばで表現しない限り、
その価値は、相手には届きません。
さて ここで、
ちょっとだけ振り返ってみてください。
もしかしたら、この大将のイカみたいに
あなたのサービスも
「喰えば分かる!」になっていませんか?
今の世の中、 『職人』の方が多いです。
『職人』の方は、
自分の商品に強いこだわりや自信があります。
そのため、ついつい
「美味しいかどうかは喰えば分かる!」
の世界になってしまいがちです。
もしかしたら、あなたも
ご自身のサービスの魅力を
ちゃんと伝えていないにもかかわらず
「それ、食べたい!」
と、思わせられないまま
無理に売りつけていませんか?
「自分のサービスを受けてくれたら
絶対に感動させる自信があるのに!」
って、思っていませんか?
そんな風に思うことがあるとしたら
それ、黄信号です。
じゃあ、どうしたらいいのでしょうか?
長くなったので、続きは次回に!
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。